カントリーマネージャは危機をどう乗り越えるか?

2020年3月、カントリーマネージャの会は「危機状況下のカントリーマネージャ」というテーマで定期イベントを開催しました。イベントレポートを全5回でお届けします。第1回は、パネリストの自己紹介をお届けします。

坂本:みなさんお集まり頂きまして、ありがとうございます。

今回の「カントリーマネージャー飲み会」は、3月25日の東京都の外出自粛要請を受けて、急遽オンラインでやることになりました。

本日のパネルディスカッションは、 AppsFlyerの大坪さん、Panalytの小川さん、Kickstarterの児玉さんにご登壇いただきます。児玉さんは、KickstarterのカントリーマネージャーとAnchorstarという海外企業の日本進出支援を行う会社の経営を同時にされています。

モデレーターは、Smartly.ioの坂本が務めさせていただきます。


坂本 達夫 / Tatsuo Sakamoto
Smartly.io
Head of Sales, Japan

2008年に東京大学経済学部を卒業後、楽天、Google、AppLovinを経て、2019年2月より北欧のマーケティングテクノロジー企業Smartly.ioに参画。日本第1号社員・事業責任者として日本展開をリードしている。
実益を兼ねた趣味として、累計30社以上のスタートアップにエンジェル投資を実行。
新サービス・アプリ紹介番組「ええじゃないか!!」(TOKYO MX)にMCとして出演中。

今日のディスカッションのトピックは、カントリーマネージャー等を日本人としてやっておられて、色々な困難や大変なことがあると思うので、それに関連したテーマを設定させていただきました。

ディスカッションを始める前に、前回から引き続き本会をスポンサー頂いている株式会社TBA(ティーバ)の市川さんに会社をご紹介いただきます。


市川 大樹 / Taiki Ichikawa
株式会社TBA(WiL100%子会社)
HRマネージャー

在学中から複数のITベンチャー企業の事業責任者や取締役を経験。大学卒業後大手電気メーカーを経て、株式会社ウイングル(現LITALICO)に創業時から参画。BPO事業部門の本部長・執行役員を担当しながら、採用担当も兼務。退職後はCVCの立ち上げメンバーや複数のベンチャー企業の顧問・アドバイザーを歴任後、2017年ベンチャーキャピタルWiLにJOIN。2019年TBA設立と同時に現職。

市川:はい、ありがとうございます。ただ今ご紹介預かりました、TBA(ティーバ)という会社の市川大樹です。我々は、WiLというベンチャーキャピタルがUSで投資した企業が日本に進出する支援業務をしている会社です。


株式会社TBA

具体的な例でいうと、asana、TransferWise、KONG、アンコーク、そういった会社ですね。日本にまだ本格的に進出する前から、例えばカントリーマネージャーになれる方をお探しする等、ファンドの立場から日本進出をお手伝いさせていただいております。

このカントリーマネージャーの会の趣旨に強く賛同しておりますので、何卒、宜しくお願い致します。

坂本:はい、ありがとうございます。宜しくお願いします。

もともと、この会は、カントリーマネージャーたち同士で情報や時には辛い経験を共有しようという趣旨で始まった飲み会でした。

ただ、だんだんカントリーマネージャーの方だけではなくて、そういったキャリアに興味があり日本進出をやりたい方、そういう人たちをサポートする側の方も巻き込んで、日本進出がより確度の高い、成功確率の高い世界になっていけばいいなと思っています。

今回は、パネリストのお三方順番に、「過去にどういう危機があって、その時にカントリーマネージャー等の立場で、どう対応したか?」というリアルなお話を、現在進行形で対応している話を含めて、伺っていこうと思います。

その前に自己紹介として、どういったご経歴か、というお話を頂きたいと思います。

では、大坪さんからお願いします。

大坪:どうもありがとうございます。今ご紹介に預かりました AppsFlyer Japan のカントリーマネージャーをしています大坪です。


大坪 直哉 / Naoya Otsubo
AppsFlyer Japan株式会社
カントリーマネージャー

大学卒業後、舞台俳優の道へ。33歳の時に検索連動型広告の大手、米Overtureに入社。2011年4月より2年間ビジネス・ブレークスルー大学大学院に通い、MBAを取得。12年に仏Criteoに転職し、アジア太平洋地域担当ディレクターとしてマーケットシェア拡大に貢献する。15年8月よりAppsFlyerの日本カントリーマネジャーに就任。坂本氏と共にTokyo MXで放送中「話題のアプリええじゃないか!」で先生役で活躍中。前ビジネス・ブレークスルー大学大学院同窓会会長。

この新型コロナ禍でリモートで会をやることになってしまい、残念な反面、一方で僕たちだから出来る事でもあるのかなと思って、すごくワクワクしながら今回話す機会を頂いています。

もともとは、実は舞台俳優をやっていました。たぶん業界で最も変なキャリアからスタートしていると思います。その後、Overtureというインターネット広告の会社に入って、そこから怒涛のインターネット業界でのキャリアが始まっていきました。

今は坂本達夫さんと一緒に「ええじゃないか!!」(TOKYO MX) という番組で先生役でも参加させていただいています。

坂本:ありがとうございます。大坪さんは結構色んな顔をお持ちでいらっしゃるのです。

こんなキャラ弁も作っています。

大坪:そうですね、キャラ弁作ります。

坂本:クオリティ高いですよね。

今、画面の向こうでは拍手喝采が起こっていると思います。

大坪:ありがとうございます。

坂本:では、続いて小川さんお願いします。

小川:初めまして、パナリット・ジャパンのCEOの小川と申します。


小川 高子 / Takako Ogawa
パナリット・ジャパン
共同創業者 / CEO

新卒でワークスアプリケーションズに入社後、Google Japanに入社し、採用・人材開発業務に従事。2014年に同社内にてMOST INNOVATIVE & CREATIVE AWARDを受賞。2015年よりGoogle 米国本社にてStrategy & Ops部における シニアプロジェクトマネジャーとして、Googleの全社的な人事戦略業務に従事。現在はピープル・アナリティクス専門のBIソリューション、Panalyt(パナリット )の日本法人代表を務める。

私自身はずっと今まで人事領域で働いてきまして、そうしたバックオフィスの経歴を持って経営者になるというのは、かなりレアだと聞いています。

一方、今 Panalytが扱ってる商材がまさに人事向けの商材なので、非常に経験を活かして仕事ができているのかなと思います。

これまでの経歴としては、新卒でワークスアプリケーションズというERP(企業資源計画)、特に人事給与のシステムで有名な会社に入りました。

ERP(企業資源計画)|Wikipedeia

そのあと、Google Japanが採用や人事を強化しているというときにお話を頂き、同社へ転職。日本市場の採用領域、APACで人材開発の領域を担当しまして、最後の3年半はGoogle本社のStrategy&Ops部という人事戦略チームで働きました。

その部署は、3000人近くいる人事部のなかでも、非常に特殊な100名の部隊で、人事領域のアナリティクスから制度やプロセスの設計を全社的に行うチームでした。そこでプロジェクトマネージャーをやった後に帰国して、2019年からピープルアナリティクス専門のインフラおよびBIソリューションを手がけるパナリットに参画しています。

坂本:ありがとうございます。大変、希少なキャリアですよね。

では最後に児玉さん、簡単に自己紹介をお願いします。

児玉:宜しくお願いします。私は、もともとロサンゼルス育ちなんですけども、大学もろくに行かず、日本に帰ってきて高卒でYahoo!JAPANに入社しました。


児玉 太郎 / Taro Kodama
CEO & FOUNDER OF ANCHORSTAR/
KICKSTARTER JAPAN COUNTRY MANAGER

幼少期を米国で過ごし、1999年に当時は 社員数100名のベンチャー企業であったヤフー株式会社に入社しソーシャル系サービスの展開責任者に従事。
2010年にFacebook Japan株式会社の日本の一号社員としてカントリーグロースマネージャーとして就任。電通、リクルート、KDDIなど、日本企業との戦略的協業契約などを経て、アクティブ利用者数100万人に満たなかったFacebook Japanを4年間で2,000万人規模のサービスに成⻑させた。
日本と米国での生活経験、日本企業と米国企業での職務経験、また2つのベンチャー企業が大企業に成⻑する中で得た経験を活かし、より多くの海外企業の日本進出を支援するとともに、グローバル人材の育成、日本企業のグローバル進出を目的に、アンカースター株式会社を設立。
現在、Kickstarterのジャパンカントリーマネジャーを兼任。

1999年からIT畑におりまして、10年間ぐらいYahoo!にいて、その成長を見てきたんですが、たまたまご縁でYahoo!にいながらにしてFacebookの日本進出プロジェクトに声を掛けられ、1号社員としてFacebook Japanの立ち上げに関わりました。

それから4年半ぐらい、途中で買収したInstagramを含めて、Facebookにおりました。

2014年に辞めて、今はAnchorstarという会社を起業して4期目になります。海外企業の日本進出の支援や、日本企業の海外企業とのパートナーシップの支援等をやってます。

またご縁があって、Kickstarterというクラウドファンディングの会社のカントリーマネージャーも同時にやってます。

簡単ですが、以上です。宜しくお願いします。

坂本:宜しくお願い致します。最後に自分も簡単に自己紹介をさせてください。

日本進出1人目の社員という形で、Smartly.ioというフィンランドの会社に勤めています。

前職はAppLovinという会社で、そこも日本第1号の社員として入社しました。

なので、今、日本進出の1号社員を2周目という形です。

他のカントリーマネージャーの人がどういう風に仕事をされているのか、聞きたいことがあるなと自分が思ったというのが。このカントリーマネージャーの会を始めたきっかけになってますので、ぜひ今後も継続的にいろんな情報交換させていただければと思っています。

最後に、先ほど大坪さんに仰って頂いたテレビ番組のMCや、個人でのエンジェル投資、Youtube配信を始めてみたり、色々やっております。

(続)


登壇者情報

CountryManager.jp Meetup Spring 2020

– 登壇者 –
大坪 直哉 / Naoya Otsubo
AppsFlyer Japan株式会社
カントリーマネージャー

大学卒業後、舞台俳優の道へ。33歳の時に検索連動型広告の大手、米Overtureに入社。2011年4月より2年間ビジネス・ブレークスルー大学大学院に通い、MBAを取得。12年に仏Criteoに転職し、アジア太平洋地域担当ディレクターとしてマーケットシェア拡大に貢献する。15年8月よりAppsFlyerの日本カントリーマネジャーに就任。坂本氏と共にTokyo MXで放送中「話題のアプリええじゃないか!」で先生役で活躍中。前ビジネス・ブレークスルー大学大学院同窓会会長。

小川 高子 / Takako Ogawa
パナリット・ジャパン
共同創業者 / CEO

新卒でワークスアプリケーションズに入社後、Google Japanに入社し、採用・人材開発業務に従事。2014年に同社内にてMOST INNOVATIVE & CREATIVE AWARDを受賞。2015年よりGoogle 米国本社にてStrategy & Ops部における シニアプロジェクトマネジャーとして、Googleの全社的な人事戦略業務に従事。現在はピープル・アナリティクス専門のBIソリューション、Panalyt(パナリット )の日本法人代表を務める。

児玉 太郎 / Taro Kodama
CEO & FOUNDER OF ANCHORSTAR/
KICKSTARTER JAPAN COUNTRY MANAGER

幼少期を米国で過ごし、1999年に当時は 社員数100名のベンチャー企業であったヤフー株式会社に入社しソーシャル系サービスの展開責任者に従事。
2010年にFacebook Japan株式会社の日本の一号社員としてカントリーグロースマネージャーとして就任。電通、リクルート、KDDIなど、日本企業との戦略的協業契約などを経て、アクティブ利用者数100万人に満たなかったFacebook Japanを4年間で2,000万人規模のサービスに成⻑させた。
日本と米国での生活経験、日本企業と米国企業での職務経験、また2つのベンチャー企業が大企業に成⻑する中で得た経験を活かし、より多くの海外企業の日本進出を支援するとともに、グローバル人材の育成、日本企業のグローバル進出を目的に、アンカースター株式会社を設立。
現在、Kickstarterのジャパンカントリーマネジャーを兼任。

– モデレータ –
坂本 達夫 / Tatsuo Sakamoto
Smartly.io
Head of Sales, Japan

2008年に東京大学経済学部を卒業後、楽天、Google、AppLovinを経て、2019年2月より北欧のマーケティングテクノロジー企業Smartly.ioに参画。日本第1号社員・事業責任者として日本展開をリードしている。
実益を兼ねた趣味として、累計30社以上のスタートアップにエンジェル投資を実行。
新サービス・アプリ紹介番組「ええじゃないか」(TOKYO MX)にMCとして出演中。